としょしつ 5
2011年07月06日
ちゃる at 22:50 | Comments(0) | 日常
としょしつ
としょしつ 2
としょしつ 3
としょしつ 4
の続き
私は夢を見ても覚えていない。全くと言っていいほど覚えていない。怖い夢をみても1時間と覚えていられない。だって、起きたら起きた目の前が今なのだから。今、目の前を覚えるのに必死なのだ。
誰もいない図書室で私は机にうつぶせに寝ていた。
夢かなにかをみた。
敢えて言うなら夢の紙芝居といえばよいのか。
しかし紙芝居とはこんなに残酷でリアルであったのか。
飢えと渇きを思い浮かべるような事をさせるのだろうか。
私はその後、猛烈な喉の渇きと異常な空腹に気がついた。
それは食べれない日々を彷彿とさせるかのような空腹。
私はその足で図書室から移動飲食店向かう。その飲食店で食事が提供されるまで待っている間・・・異常な空腹と闘いながら図書館司書になりたかった頃の自分を回想していた。回想というか、いやでも浮かんでくるのだ。1日1食であの日はキャベツだけを食べたとか、あの日は塩水と米だけで1日終わったとか・・・そして出てきた店で大盛りの定食を食べた。だが、それは何も食べてないかのように空腹がおさまらない。流石に同じ店2件はどうかと思ったので、近くの店へ移動してやはり大盛りを注文してすぐさま平らげた。
やっと自分の異常な行為に気がついた。
異常とわかっていたが、その後3軒目の店に行く事はやめてコンビニでビールを1本かって駅の待合室で一気飲みした。
だが、やっと少しだけ気がついた。
いま、私はお店に入ってご飯を食べれるという事実を認識したのだ。
としょしつ
としょしつ 2
としょしつ 3
としょしつ 4
としょしつ 2
としょしつ 3
としょしつ 4
の続き
私は夢を見ても覚えていない。全くと言っていいほど覚えていない。怖い夢をみても1時間と覚えていられない。だって、起きたら起きた目の前が今なのだから。今、目の前を覚えるのに必死なのだ。
誰もいない図書室で私は机にうつぶせに寝ていた。
夢かなにかをみた。
敢えて言うなら夢の紙芝居といえばよいのか。
しかし紙芝居とはこんなに残酷でリアルであったのか。
飢えと渇きを思い浮かべるような事をさせるのだろうか。
私はその後、猛烈な喉の渇きと異常な空腹に気がついた。
それは食べれない日々を彷彿とさせるかのような空腹。
私はその足で図書室から移動飲食店向かう。その飲食店で食事が提供されるまで待っている間・・・異常な空腹と闘いながら図書館司書になりたかった頃の自分を回想していた。回想というか、いやでも浮かんでくるのだ。1日1食であの日はキャベツだけを食べたとか、あの日は塩水と米だけで1日終わったとか・・・そして出てきた店で大盛りの定食を食べた。だが、それは何も食べてないかのように空腹がおさまらない。流石に同じ店2件はどうかと思ったので、近くの店へ移動してやはり大盛りを注文してすぐさま平らげた。
やっと自分の異常な行為に気がついた。
異常とわかっていたが、その後3軒目の店に行く事はやめてコンビニでビールを1本かって駅の待合室で一気飲みした。
だが、やっと少しだけ気がついた。
いま、私はお店に入ってご飯を食べれるという事実を認識したのだ。
としょしつ
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としょしつ 3
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