※記事タイトル変更。以前は「所変われば名も変わる(山賊焼きと・・・)」でした。中身も少し修正。
「生中とザンギと・・・あ、あとモロキュウ。」
問題:上記を標準語に訳せ。
皆さん今晩は。「蛙鳴蝉噪」管理人ちゃるです。改めて自己紹介する必要はないんだけど。いや、なんとなくしてみたかった(笑)
夏はビールが美味しい季節でした。キュウリも美味しい時期で安いから毎日食べていました♪夏っていいですね、いやマジで☆
さてと。冒頭の問題の回答わかりましたか?答えはですね
「生ビールと肉の揚げたもの(から揚げ)と・・・キュウリ」
これが答えです。ちなみに北海道では「鳥のから揚げ=ザンギ」ですね。ちょっと違うんだけどね、ま、鳥のから揚げには変わりないです。
さて、今回は久しぶりに私が「長野で見知らぬ食べ物に出会った話」を書こうかと。
それは今から5年前。スーパーの惣菜コーナーで「山賊焼き」なる商品が山積になっていました。「そういえば近所の飲み屋にも山賊焼きの看板をみたよな・・・」と。そう、このスーパーで私は生まれてはじめ「山賊焼き」なるものを見ました。一見「どうみても鳥の1枚揚げだろ・・・」と。そう思いつつ購入。
で、食べてみた感想。「うん、これはこれで中々美味しい」と感心したものです。
山賊焼きは鳥のから揚げの一種でしょうが、鳥のから揚げは大抵塩胡椒で味をつけた物を揚げてるじゃないですか。なので違いを調べるために「山賊焼き」について調べてみる事に。
「松本市公式観光ポータルサイト」の山賊焼きの説明によると
>鶏の肉をニンニクなどの入った汁に漬け込み、片栗粉をまぶしてあげたものを山賊焼き(又は山賊揚げ)
と書いてます。から揚げはまぶすのも小麦粉が主。ただ、山賊焼きは片栗粉。そして味付けも違う。そう考えるとやはり別物ですかね。山賊焼きと言ってもお店独自の物が多く、当然当たり外れがあるわけですが・・・嫌いじゃないです。時々、誰かが頼めば食べるし自分もたまに買って食べる事もある。ただ、山賊焼きを食べる度に必ず思い出すものがありましてね・・・
北海道では大抵どこの店に行っても「ザンギ」というメニューがあります。「ザンギ=鳥のから揚げ」と思っている人が大半です。まぁ、ザンギってのは北海道でしか通じない言葉です。ザンギとは一口大の鶏肉に生姜、にんにく、醤油、酒等で下味をつけて揚げた物ですね。
ただ、お店でたまに「から揚げ」と「ザンギ」と二つのメニューを置いてる店があります。自分の憶測も入りますが書くサイト等を見比べて、ちょっと比較(?)したのを掲載します。
から揚げ・・・塩胡椒で味付けして小麦粉を軽く練った状態につけたものを揚げたもの
竜田揚げ・・・下味に醤油、酒、みりん、生姜をつけて片栗粉をつけて揚げたもの
ザンギ・・・・1口大の鶏肉に生姜、にんにく、醤油、酒等で下味をつけて小麦粉だけ、または片栗粉を混ぜて揚げた物(地域によってはタレもつけるっていうけど・・・あまり見たこと無いね。)
山賊焼き(山賊揚げ)・・・鶏の一枚肉をニンニクなどの入った汁に漬け込み、片栗粉をまぶしてあげたものを山賊焼き。(自分の経験だと、1枚肉で揚げてあるのが多い?)
一番シンプルでポピュラーなのは「とりから揚げ」ですよね。次が「竜田揚げ」でしょうか。でも、竜田揚げって醤油が強いせいか、ちょっと固いってイメージも自分の中であります。あと、から揚げと竜田揚げに関してはニンニクは使わない、または使っても少量というイメージがあります。
次にザンギですが・・・これは山賊焼きとかなり材料的には似ていると思いますが、食べてみると事なりますね。まず、肉ですがザンギは鳥から揚げと同じくらいの大きさですが、山賊焼きは一枚肉を揚げます。下味にニンニク、ショウガ、粉は小麦粉と片栗粉とこの辺りも材料がかぶりますね。ただ、実際に出来上がった物を食べてみると違います。
ザンギの方がジューシーさを感じる事は多い気がします。ニンニクと生姜とか色々な味がします。それに比べ、山賊焼きはニンニクの味がまず先にガツンとやってきてから肉の味がする気がします。(ニンニクの味がザンギより強い)また、外の衣ですがザンギの方が鳥から揚げに近い感じです。カリッと感が少し加わったような衣のザンギも結構あります。その点、山賊焼きは衣が「バリッ。ガシッ」とした片栗粉の分量が多い衣に感じます。この衣の歯ごたえが肉の柔らかさやジューシーさと対比して山賊焼き独特の味を出してる気がします。
上手く表現出来ないのですが自分が持っているイメージです。「バカヤロー!全然違うよ、ボケっ!」とかお叱り受けそうですが見て見ぬふりを願います(笑)
もっと鶏が見たい方は
「いろんな鶏のスライドショー」地味ですが面白いです(笑)
でもね、折角ですからザンギについて簡単に終わらせますかね。
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釧路観光協会
この店ってさ・・・両方いったことある。「鳥松」と「鳥善」ですね。鳥松はザンギにソースにつけてましたね。ウスターソースみたいな色してましたね。食べたのは10年以上前なんで良く覚えてないんですが。。。地元では鳥松の方が人気らしいけど、私は揚げすぎた肉が出てきたので鳥松はパスでした。鳥善は当時、知り合いがよく行っていたので付き合いで行きましたが。ザンギは個人的に鳥松よりも鳥善のほうが私は好みでした。懐かしいですねェ。。。ちなみに鳥善の「鳥もも肉のから揚げ」が山賊焼きにちょっと近いですかね。片栗粉がまぶしてあります。片栗粉に生姜を混ぜてるのでないかな、多分。鳥善の「鳥もも肉」と「とりモツの煮込」が好きでした。そしてその後に「赤天狗」とかね。赤天狗ってまぁ、赤提灯ですよ、ええw
そそ、「鳥松」と「鳥善」がザンギの元祖争いしてると聞いてますが。元々、同じ店で働いていた人達が暖簾分けしたと聞いています。「鳥松」がザンギの発祥と記してるサイトが多いようですが、ウマけりゃどこでもいいデス、私(爆)
ま、釧路行ったら折角ですから「北海道 ザンギ」なるものを魚に飽きたらいかがでしょうか。
デハ~