「まつもとネットワーク大作戦」

ちゃる

2009年03月20日 10:02

3月中旬、「まつもとネットワーク大作戦」なるものに参加。参加理由はですね、

卵かけご飯がタダで食えるから


です。キッパリ。
あ、レポは「卵かけごはん」・・・レポートっす。


ただ、今回の趣旨は卵かけごはん試食会がメインじゃなくて・・・あと、ラップの紹介とかもしてたけど、音楽イベントでもなくて・・・


>松本をもっといい街にしたい、サポートセンターをもっと活用したい、そんな話題を中心に意見交換の場を作ります。


っっていうお話し合いがメインでした。場所は松本城から1分、「松本市民活動サポートセンター」という場所。ええと。。。1Fが観光案内所の所ですわ。へぇ。一応「サポートセンター」つう名前あったんですな。知らんかった。

流れや内容は主催者の「新まつもと物語プロジェクト」のブログ「まつもとネットワーク大作戦」)を読んでもらいたいと思う。



今回参加して終わった率直な感想を述べると。。。

・自分が想像していた以上に松本の大小の団体は連携が取れていない。連携する場所や手段が確立していない。
・いかんせん時間が足りなすぎた。完全に尻切れトンボ。

だよね。今回、参加者の中や司会者が何度も「集まれた事が良い」「今度も継続的に続けたい」という意見が頻繁に聞こえたように感じる。この事から察してもこのような活動してる人たちが集う機会はあまりなかったって事か・・・と。
自分が長野にやってきてそろそろ丸6年近くになる。その中で1.2年強く感じていたのは「個人活動や少人数のグループの活動が根を広げすぎたのか、同じような事をあちこちでやっている、感じている人たちが多い」と感じていた。よ~くみているとあちこちで別々の人たちが別々に活動してるって事。
今回、そのごく1部であろうが集まっったという事。これはとても意義があると私は思う。活動内容は千差万別でも目的は「松本の街で活動してる」という事。本当、「これから・・・」なのだろう。


今回の催しの中で(話し合いという感じではなかったので「催し」と表現する。適切でないかもしれないが)いくつかの活動団体が自己紹介の場を与えられていた。改めて色々な団体がいる事に驚いた。ゴミ拾いの団体、政治に関する勉強会の団体、映画上映の団体、音楽の団体等。あ、ナガブロも自己紹介していた。成功事例というのでしょうか、ナガブロ弁当の事を紹介してましたよ。たった一人の声から始まってブロガーが集って・・・という地域ならではのブログとして。

この簡単な自己紹介の中で「困った事はないか?」という質問を司会者から出ていた。大抵どこも困ってるのは一緒の事のように感じた。

・金がない(活動資金)
・人がいない(活動メンバー不足)、人が集まらない(集客)


もう、この二つ。断然この二つ。「人と金」だね。この「困った事」についての解決策については時間切れのせいもあるが、宙に浮てしまったのが残念だが、すぐに解決できる問題でもないだろうね。
当たり前の話だが、活動を続けていくには必ず活動資金がいる。その活動資金をどうやって捻出するか。お役所に申請したって補助は出ない。まさか役所に強盗はいるわけにもいかず・・・方法としては「参加費を取る」「カンパをしてもらう」そして・・・「自腹で活動資金を出費」となる。この自腹という団体が何ヶ所かあった。カンパだけでは足りない。参加費が高いと集まらない。。。
やはり、この辺りは小さな団体やNPOとか苦しいところであろうなと感じる。残念ながらこれについては何も良い案も浮かばない。。。。


ただ、「人がいない」というのについては内容にもよるが、ちょっと思った事。本当、ド素人考えなので乗せるかずいぶん悩んだのだけど。。。以前もそうだったが、人が足りないというのは「自分のところのメンバーで補おうとするから人が足りない」のではないかと。だったら、他人に応援を頼めばいいと思った。例えば先日集った人達でネットワークを組む。例えばA団体が「〇月〇日 △△のイベント開催」で宣伝をすると同時に1日だけの臨時手伝い(ボランティアとか活動要員とかいろんな言い方あるね)を必要ならば募集する。受け付けとか会場設置とかさ。ちなみにこの手伝いは「A団体に属してない人」でよい。「1日だけの応援でいいので誰か募集!」という事を自分のサークルなどの宣伝と共に各活動ネットワークの人にメール配信等を行う。これによってA団体には宣伝、他の人には興味あるイベントとも出会えるかもしれない。更に1日だけの手伝いという事であっても参加した人も何か得るところはあるかもしれないし、その団体との相互交流やつながりも親密になるのでは?と思うのだけど。分野を越えて手をつなぐ。さらに、出来れば他の団体の人たちが参加したらさ、ちょっとした宣伝時間を会場でする時間をもうけたり、帰り際にビラくばったりとか。
そんなのって・・・どうかナってふと思ったり。実は、前、自分の周囲にはそれに近いものが自然とあったんです。大掛かりでないけど。


市民活動サポートセンターの活用法というのがメインの話題だったようだが、これも正直ぱっとしなかった。これという提案も出来ない、難しいとか。サポートセンターも所詮役所の管轄だなと。「何かあれば気軽に相談どうぞ」というが、相談してもアテになる感じはしなかった。悪いけど。まぁ、でもそういう窓口を設けてるのは良い事である。

ただ、今回はじめて「市民活動サポートセンター」の存在を知り、HPをみていたら「市民活動サポートセンタへ団体登録リスト」なるページがあった。市民活動サポートセンターへ登録してる団体のリスト。へぇ、こんなのあったんだと。
10年以上前だけど、以前住んでいた街では「活動を登録している人たちの簡単な活動内容紹介と連絡先が書いてある冊子」を市役所等で無料配布していた。連絡先は市民活動サポートセンタに問い合わせるなどしてそのような紙ベースってないのかな。上記の紙ベース版を公共施設とかに置くとかってありだと思うんだが。。。
でも、そもそもさ・・・多くの人って何かしたくてもどこにどう問い合わせたりすればいいかがまずわからないんだよね。。。いや、本当、マジで。最初の1歩を出すために自分はずいぶんかかった。情報をどうやって仕入れればいいかわからなくて。今はインターネットがあるから格段に広がったとは思うけどね。


といっても・・・普段から「偽善者やってる連中」とか「多くの団体クソクラエ」とかいう発言よくします、私w
「人のために」ではなく「自分のために」何が出来るか。自分のために何かをする。結果「人のために」となれば理想かもしれない。何かに参加するのも悪くはないとは思う。むしろ視野も広がるだろう。だが、人って奴は人のために人を利用するという一面を改めて学んだのが以前だった。人の善意は無償ではないと私は捉えている。



松本の街は課題も沢山あるが、これから大きく変わっていくのではないだろうか・・・と感じた1日だった。






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